耳の中の毛を放置すると分泌物が毛につき、酸化して悪臭を放ったり細菌感染も多くなります。
特に長毛犬や垂れ耳の犬の多くは耳管への空気の流通が悪く耳炎になりやすいと言えます。
手指やカンシを使用して、耳の中の毛を抜き取りましょう。
犬が動かないように保定し、左手で頭部を包むように持ち、左手親指と人差し指で耳の穴を押し広げます。
イヤー・パウダーを少量耳の中に振り込んで滑りにくくし、右手指先の届く範囲の毛は生えている方向に指で引き抜きます。
奥の方の毛は毛抜きやカンシで注意深くはさみ抜き取ります。
一度に広範囲に毛を抜くと炎症を起こす恐れもあるので注意しましょう。
薬用イヤー・パウダーは、手指を滑りにくくすると同時に、バクテリアなどの増殖を押さえ、耳管を乾燥させるのにも役立ちます。
指で届かない耳道の毛はカンシを使って抜き取りましょう。