ペットの飼育率がはるかに日本を上回る欧米では、公園は人ばかりではなく犬のためにも重要な生活のスペースとなっています。
ドッグ・ランというのは犬専用の公園のことで、都市部で飼育される犬の運動場としてニューヨークに始まり、日本でもあちこちに作られるようになりました。
公的なものとしては東京都が駒沢オリンピック公園、神代植物公園、大井埠頭中央海浜公園の３ケ所に設置し期限付きの試用という形で公開しています。

ドッグ・ランは単に犬のストレス解消のための運動所ではありません。
住民から行政への苦情の第一がペットに関するもので、多くは飼育者のマナー欠如からきています。
また人体（子供）への回虫移行症の感染源として、犬や猫の糞によって汚染された公園の砂場も問題となっています。

ドッグランは多くの人や犬が利用します。そのためほとんどのドッグ・ランは以下のような規制を設けています。

1. 犬の排泄物の後始末をすること。
2. 付き添いのない犬の置き去り禁止。
3. シーズン中の雌犬の利用禁止。
4. 犬の喧嘩禁止。
5. フードを与える事は禁止。
6. 犬には免疫付加（予防注射）がされていること。
   
   

これらは快適に利用するためのドッグ・ランのルールです。
マナーを守り、正しく使いましょう。