食事の時間は、マテやスワレなどのしつけを誘発的に行う好機ですので、食事を与える行為と併行して色々なしつけ科目を組み入れて行います。室内外で飼育される愛玩犬では、
1.飼い主が許可するまで食べない。 2.限られた時間内で食べる。
3.人が食べている物をねだらない。 4.拾い食いをしない。
などの基本的なしつけが必要です。
食べ物を入れた器を持ち、犬と向き合い「スワレ」を命じ、犬の前に食器を置き、「マテ」の命令を与えます。
直ぐに食べようとしたら手で制し、食器を取り上げ「スワレ」「マテ」を繰り返してください。
この頃の子犬の食事に対する欲望はかなり強いものですから、あまり長い時間待たせず、ごく短い時間待つ事ができれば充分に誉め、「ヨシ」の命令で食べさせましょう。
このしつけは犬が自分の欲望をコントロールして飼い主の命令に従うと言うしつけの基本的なトレーニングですから是非とも実行してください。