2、乾かします。
犬を伏せさせ、ブラシを使って頭部から順に乾かします。
顔の部分にドライヤーを当てる時は手で犬の目を覆って、直接熱風が当たらないように配慮しましょう。
作業部位以外をタオルでくるんで行うのは、被毛を伸ばすことなく乾燥させないためです。
ブラシは浅く使い、スナップを利かせ、動きを早くすることで、毛先まで完全に伸ばしましょう。
この場合のドライングは毛を伸ばす事が重要で単に乾燥が目的ではありません。
四肢の先は作業のしにくい所で、被毛を縮れさせてしまうことが多いので、犬体を寝かせたり、肢を持ち上げたりして入念に仕上げましょう。
耳や頭部の被毛にはリンス液をスプレーして再度湿らせ、毛を起こすようにして伸ばしながらドライングを行うと効果的です。
頭部の被毛が乾いたらゴムで仮りに止めておくと作業がし易いでしょう。