ワクチンを接種後2週間位経過すれば、子犬は外出できるようになります。
室内飼育犬であっても、外の世界には慣らしていかなければなりません。
子犬は突然首輪やリードを付けられると歩くことをためらいますから、室内にいる時から首輪やリードに慣らすようにしましょう。
最初は布製のリボンをゆるめに首に結びつけてください。子犬は気にして取ろうとしますが、その内慣れていきます。
リボンに慣れたら用意した首輪をつけ、飼い主の監視下でリードを子犬の首輪に付け室内で遊ばせて慣れさせていきましょう。
次に、室内で慣らしておいたリードを首につけて、抱きかかえて外出し、近所を数分間歩いて戻ります。これは徐々に外の世界に慣らしていくためです。
子犬にリードをつけて、無理やり引きずるようにして散歩させている光景を見ることがありますが、子犬にとって悪い印象だけが残り、外出を嫌い内向的な性格に育つことがあります。
生後6ヵ月位までは、四肢の骨格、特に股関節が未完成で、強制的な引き運動はかえって骨格形成に悪い結果となることもあります。
室内犬の場合は、家の中が運動場で犬舎の中が自分の部屋という事になり、時々庭やベランダで日光浴をかねて自由に遊ばせる事で運動量は充分です。
キッチンや寝室など犬が入っては困る場所には、入り口にサ−クルを一枚置き、侵入を防止することをおすすめします。