ペットのイエローページ:ペット飼育百科 手入れ・しつけ・健康
 

■しつけについて
もともと猫をトレーニングして、人間の意のままに従わせようとする事には無理があります。
家庭での猫のしつけは、段階を経て根気よく行う事が重要です。
頭ごなしに叱ったり、行為の後で頭を叩いたりすると猫は反発し、飼い主との信頼関係も失われ、性格を歪めてしまう結果になりかねません。
悪い行為に際しては「ダメ」と大きな声で叱りましょう。
繰り返し行う事で猫は叱られた事を理解します。

■トイレについて
猫は正しく離乳さえされていれば、犬に比べ、トイレのしつけは容易です。
子猫にトイレの場所を覚えさせるには、排便排尿の時を見計らって、トイレに連れて行き静かに腰を押さえます。
上手にできた時は褒め、失敗しても体罰を加えてはいけません。
粗相をした所を拭き取ったチリ紙などをトイレに入れて置くと失敗も少なくなります。
トイレは不衛生にならぬよう、こまめに砂の取り替えや掃除をしましょう。
猫は元来きれい好きで、トイレが汚れていると我慢をしたり、他の心地よい場所で排便排尿を行う事になります。
また、トイレが臭いからと言って香水などを振りかけてはいけません。猫はこれらの臭いを好まず他で用を足す原因となります。

■外出について
近年は、本来子猫が母猫や兄弟猫と暮らし、地域や仲間とのルールを学ぶべき社会化期を経ずに子頒けをする例が多く、家庭で飼育される猫の多くが、猫社会で暮らすための生活習慣を失いつつあると指摘されています。
猫の地域社会で生きるためのコミュニケーション能力が低下した結果、家庭猫が外出した場合には「なわばり」の優先権を認め合う猫社会のルールを無視するために 無用の争いを起こし、負傷したり、そのまま逃走して行方不明になるケースが多々あります。
また、排泄に関連して、近隣に迷惑が及び、各地で社会問題化しています。
猫の室内飼育を条例化したり、義務づける動きが全国の自治体で活発であり、これに対して反対の運動が起こったりと、猫の飼育マナーに関してはさまざまな論議がなされております。
そのため猫を外出が自由な状態で飼育する事は慎むべきです。

■運動について
室内で飼育され、外出のできない運動不足の猫は、飼い主が玩具や道具を使い遊んでやる事で運動不足を解消することができます。      
猫は少しの物音にも興味を示すのでボールを転がしたり、ヒラヒラしたものを空中で振り回しジャンプさせたりして運動させ、人間との触れ合いを深めるように心掛けましょう。 
ブラックやブルーのペルシャなどは、直射日光に長く当たると毛色が赤茶け、本来の毛色を損なう事もあります。

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ドッグ検定 トリマー通信コース 動物介護士専科
ペットのイエローページ事務局